1. 会誌および学術図書雑誌の刊行
2. 学術講演会、講習会および研究会等の開催
3. 生薬学、薬業および関連科学ならびに産業に関する調査
4. 生薬学、薬業および関連科学ならびに産業に関する研究の奨励、表彰
5. 関連学会ならびに団体との連携および協力
6. 公益事業への協賛
7. その他、当学会の目的を達成するために必要な事業
定 款 細 則
この度、伝統ある一般社団法人日本生薬学会の第46代会長を務めさせていただくことになりました。微力ではございますが、これまで培われてきた本学会の理念を引き継ぎ、関連する学術活動や事業が持続的に進展するよう最善を尽くす所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本学会は1947年に創立され、薬学に関する学術の進歩と普及をはかり、生薬学関係者・会員の研究成果の発表および研修の機会を提供し、学術文化の発展に寄与すること、並びに会員相互の支援、交流、連絡その他会員に共通する利益を図る活動を行うことを目的にしています。
1954年に始まった学術集会(年会)は、新型コロナウィルスの影響による延期を除いて毎年開催し、今年度は、第71回年会を9月14・15日の両日、熊本(崇城大学池田剛年会会長)にて開催します。また、国際的な学術交流事業である日中韓の各生薬学会が輪番制で開催している三国シンポジウムも第13回韓日中生薬学合同シンポジウムとして韓国生薬学会主催で9月26日にソウルで開催されます。両学術集会に関して、多くの会員諸氏・学生の皆様の成果発表とご参加を期待しております。
学会誌の出版事業も順調に推移しており、2025年からは欧文誌(Journal of Natural Medicines)の刊行を年4回から年6回といたしました。学会誌への積極的なご投稿をお願い申し上げます。
日本薬剤師研修センターとの協力体制で2000年から実施している「漢方薬・生薬認定薬剤師制度」は、延べ9,000名以上の方が認定を受け、認定更新者を含む毎年の研修受講者は約500名に達しています。2024年度の薬学部入学者から適用される改訂薬学モデル・コア・カリキュラムにおいては、薬局・病院における実務実習(標準実習)の終了後に、更に臨床の実践的な能力の更なる向上を図るために追加で行う実習(薬学実践実習)を選択性として実施する方針が示され、実習内容を指定した特定の医療提供施設として、漢方相談薬局が例示されています。新しい薬剤師教育においても本研修制度が貢献できるものと期待されます。
さて、少子超高齢化社会の進行や薬学領域全体を取り巻く様々な変化に対して、本学会も適切な対応が求められています。セルフメディケーションや医療現場で重要性が増している漢方薬や生薬製剤に関連して、適切な服薬指導や適切な取り扱いを行う薬剤師はもとより、薬用資源の確保、品質管理、科学的エビデンス構築を担う人材の育成が急務と考えています。本年度は、学会HPのリニューアルを予定しており、これらの目的に資する各事業について積極的に発信させていただくとともに、会員や本学会に関心をもっていただく方々にメリットとなるHP運用法を検討していく予定です。
本学会の発展には、会員の皆様のご支援やご意見が不可欠です。皆様の理事会や会長へのご助言、ご提言を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
令和7(2025)年度 一般社団法人日本生薬学会会長
市瀬 浩志
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